仙台はパラレルワールドの東京

こんばんは、私はいま仙台にいます。"旅先で文章を書くのって粋なのでは?"というミーハーな気持ちからこのブログを書いているので、この記事の中身にはあまり期待しないでください。

とは言え仙台ってあまり"旅先"の雰囲気がない。仙台には旅先の雰囲気がない、という話を今日はしようと思う。

おれの中で仙台は『パラレルワールドの東京』なのだ。あまりに東京っぽい。そもそも近い。東京から1時間半もすれば着く。下手したら23区外より近い気がする。

すれ違う人々の雰囲気や装いも似ている。他の地方へ行くと明らかに喋り方が違ったりなんとなく出で立ちも関東のそれとは違うのだけど、この杜の都では標準語(標準語という言い方で語弊はないだろうか)が飛び交い、様相も東京のそれとおれには正直見分けがつかない。

地下鉄は青い東西線と緑の南北線が縦横に筋交い、大きな通りは銀杏が臭い。東京だ。東京の知らない大きな街だ。"へー、ここが立川かー"と言われれば信じる。

でも少し違うのだ。それが何かはよくわからない。少し寒い気候のせいかもしれないし、駅で見かける路線図などのフォントのせいかもしれないし、そういうちょっとした違和感が重なって重なって、それがパラレルワールドっぽさを醸し出している。そんな気がする。

なんだかみんな礼儀正しいのでおれは仙台が好きだ。いい街。