東西線と南北線に納得する
先週仕事で仙台へ赴いた。
”仙台はパラレルワールドの東京だ”という上の記事内で縦横に筋交う東西線と南北線について触れたのだけど、そこをもう少し話したかったのでもうひとつ書きます(また最終的に東京の話になるので関東圏以外の方にはつまらない話かもしれない)。
この路線図を見たとき、めちゃくちゃわかりやすくて思わず撮ってしまった。仙台を中心としてそこから東西に延びるのがブルーの東西線。南北に走るのがグリーンの(線名が隠れてしまっているが)南北線。当たり前といえば当たり前だけど、そうだよそうあるべきだよ、と膝を打った。
気になって他も調べたら北海道にも東西線、南北線があるらしい。それがこちら。
同じく、中心地である大通駅から十字に東西線、南北線が延びている。わかりやすい、いいぞいいぞ北の大地。
で、問題が東京メトロだ。それがこちら。
数が多いのは仕方ない、それは別の話だ。問題は中心地。ここまでを鑑みれば東西線と南北線が交わるのは東京駅ないしそれに準ずる場所であるはずである。しかし両者を指でなぞっていくとたどり着くのは…飯田橋駅なのだ。
飯田橋…?
いや、それなりに便利な街であるのは認める。認めるけど、東西と南北の中心が飯田橋となると、関東圏に住んでいる方は首をひねると思う。ラムラも恐縮するだろう。
じゃぁ東京はどこかというと、
ここだ、右下に追いやられている。
そもそも一路線しか通っていないこの疎外感がわかるだろうか。東京駅に何があったのか。ちゃんと調べれば理由があるのだとは思うし、鉄道好きな方には常識なのかもしれない。ただ、今まで東京の地下鉄になんとなく抱いていた違和感はこれだったのか、と仙台でようやく気づいた、という話だ。